昔からサンタクロースなる人物がこども達の靴下にプレゼントを入れてくれる、と言うクリスマスでの伝説があります。私も小さい頃には夢をもってその伝説を信じていましたが、次第に現実が見えてくるにつれ、いつの間にか親が入れているという真実を知るようになりました。しかし、プレゼントをなぜ靴下に入れるのか、世界的に靴下なのかが未だ不明であるため、少し調べたので紹介します。
1.なぜ、クリスマスにプレゼントをくれるのか。
バレンタインデーやホワイトデーは商業の都合で生まれたイベントですが、クリスマスのプレゼントもそう思っている方が多いと思います。クリスマスプレゼントは歴史が古く、2000年以上前のローマが世界の主役であったころにまで遡ります。当時、農業の神様を祀るサトゥルナリア祭と言われている催しが開催され、開催期間の12月17日から12月24日まで全ての人々が仕事等を休み、食べて踊って騒ぐという時間を過ごした後に、贈り物(プレゼント)をしたそうです。
これがクリスマスプレゼントの始まりです。当時はこども向けのイベントでは無かったようですね。こども達が喜ぶイベントへと変貌するには、由来となる後の伝説までまだしばらくかかります。
2.なぜ、プレゼントを靴下に入れるのか。
サンタクロースはなぜプレゼントを靴下に入れるのか?その由来となる伝説がありました。
後にサンタクロースのモデルとなる人物、聖ニコラウスの伝説です。
当時、貧民の家族が一番上のこどもを売り出して、2番目と3番目のこどもは誰かと結婚させようとしていました。その事実を知った聖ニコラウスは、その貧民家族を助けるためにこっそりと窓から金貨を投げ入れます。金貨はこどもが暖炉の横に干していた靴下へと入りました。その後、金貨のおかげでこども3人とも幸せに結婚することができました。めでたしめでたし。
この伝説か時とともに変貌し、サンタクロースが暖炉やベッドに下げられている靴下にプレゼントを入れるという話になりました。夢がありますね。
3.クリスマスツリーの発祥はフィンランドではない。
誰もがクリスマスにはサンタクロースだ、と思うかもしれません。サンタクロースがフィンランド出身であるとの話は有名ですが、クリスマスツリー発祥は意外にもドイツです。
これもまた伝説が由来となっています。
聖ボニファスは,旅の途中で通りかかった雷神が宿る強大な樫の木で、こどもを生け贄にしようとしている村人に会います。聖ボニファスは生け贄をやめさせるため樫の木を切ってしまいました。雷神に恐怖を感じている村人をよそに、樫の木があった場所には十字架の形をしたもみの木が生えてきます。聖ボニファスは、その周辺に愛と思いやりの象徴として木に贈り物を飾るようを飾るよう、村人に命じました。それがクリスマスツリーの由来です。
また、今のクリスマスツリーには電飾できれいに見ることができます。これは、16世紀にルターと言う人物が考案したと言われています。ルターはある日、森の中で道に迷ってしまいます。迷っているその時に、木々の間から美しく輝く星が帰路に導き、無事に帰宅することができました。
それを伝えるために、もみの木に何本も蝋燭を立てていたために、クリスマスツリーの原型ができあがりました。
我が国では「良い子にしていないとサンタさん来ないよ」と言っている方も多いのではないでしょうか。良い子にならない時には、国によってはプレゼントの代わりに靴下に土を入れたりします。
大きくなってくるにつれていろいろ増えますが、できる限り夢をもってクリスマスを過ごせるように気を配ります。
コメント