こどもが外で遊ぶことについて、なるべく遊ばせた方が良いとよく聞きます。しかし、習い事等で忙しく時間がない、公園やドラえもんにあるような空き地等が気軽に行ける距離にないなど、いろいろな原因で外遊びの時間が減っています。運動能力の低下も問題となっている今、外遊びが人生の中でいかに重要であるか改めて認識しましょう。
1.チャレンジ精神が育つ
2.発想力が育つ
こどもは希に、私達大人の想像を超えるほどの新しい遊びを創りだしますよね。外遊びには、そうした発想力を育てる材料がたくさんあります。落ちている枝や葉っぱ、ドングリ等の木の実や石ころを使って、地面に何かを書いたり、お店屋さんごっこをしたりします。ドングリの帽子がついている等、普段と変わったものを見つければ種類分けごっこをしたり、いろいろ考えて遊びを創りだします。外遊びは部屋遊びよりも危険は伴いますが、ダイナミックな事に挑戦でき、自然と発想力が育ちます。ジャングルジムや木に登りたい、など思ったときに、どうすれば登れるのか?を自分で考える力がつき、発想力がどんどん高まっていきます。
3.安定した夜の睡眠により、生活リズムが整う
こどもは「心」「頭」「体」を一緒に活動させています。やりたいと思う気持ちがでたときに、どのようにしたら出来るかを考え、それを体で動かす。それが一番発揮しやすいのが外遊びです。現代のこどもは「頭」を使う時間が多く、それにより「体」を動かす時間が少なくなっています。それでは頭が疲れているけれど、体が疲れていないため寝付きが悪かったり、朝気持ちよく起きれない、と言う悪循環に陥ります。外遊びで「心」「頭」「体」の3つを思い切り使うことで自然に眠気が訪れ、ぐっすり寝て、気持ちよく起きるという生活リズムが整います。
4.五感への刺激で感性豊かに
外遊びでは、空や雲、季節ごとに変わる草花、風の音や生き物の鳴き声、川の流れる音。それに朝の気持ちよい空気など、我々大人にとっては何気ない外の景色も、こどもにとっては刺激となっています。外に出るだけでも、こどもの五感が刺激され感性を豊かにします。また、体をたくさん動かすことで運動能力も育てることができます。
たくさん挙げればきりがありませんが、外遊びはこどもを成長させるには大切な体験です。道路や線路、害虫など危険はありますが、そこはパパやママがしっかりと見て、たくさん遊ばせてあげましょう。
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