2.3歳のこどもは好奇心旺盛。お店に行くと走り出したり、売り場のものに さわる ことにより倒すなどしてしまったりすることがあります。その時に、我が家で行っている対処方法を紹介します。
子どもが売り場の物を さわる ことに対する対応について
小さなお子さんをお持ちの親御さんにとって、お子さんとのお買い物をするのはとても大変なことです。
お子さんにとって、スーパーなどのお店は、見知らぬものがたくさんでついつい手で触ってしまいたくなります。
親御さんも、買い物があるためにお子さんの行動を常に見ておくこともできないため、気が付くとお子さんが商品を手に取ってしまっていることもあります。
そのような時、子どもが売り場の物を触ってしまう時の効果的な対応についてご紹介します。
子どもとのお買い物は、大変なものではありますが、子どもが興味を示すことは大切なことなので、うまく子どもと向き合いながらお買い物をすることが大切です。
お気に入りのおもちゃを持参しておく
小さな子どもがお店に行くと、自分の手に何も持っていなければ、ついつい売り場の物を触ってしまうことに繋がります。
そこで、前もって、お気に入りのぬいぐるみなどを持たせておいて、お店の物は触れないように対策を取ると良いです。
こうすることで、気になるものは見つけても、自分が手におもちゃを持っているために、すぐにはお店の物は触れません。
カートに乗せながら、アニメなどの動画を見せる
今は、多くのお店で、子どもを乗せることができるカートが設置されています。
なので、お店で、親御さんがお買い物をする際には、子どもにはそこに乗ってもらい、好きな動画をスマホなどで見ていてもらいます。
こうすれば、お子さんが動画に集中している間に、親御さんがお買い物を済ますことができ、子どもが売り場の物を触ってしまうことが防げます。
親が買う物だけを入れてもらうように工夫する
年齢がある程度上がってくれば、お店でのお買い物を子どもにも手伝ってもらい、ゲーム感覚で一緒に買い物をすることもできます。
子どもは、お買い物に行っても何も触れないとなると癇癪を起してしまうこともありますが、大人が買うものを「これをかごに入れてくれる?」などと言いながら買い物をすれば、大人が買い物をするものだけを触り、他の物には触らないように誘導していくこともできます。
お店の物は、買うまではみんなのものだから触らないようにと伝える
言葉が通じるようになった子どもの年齢であれば、お店の売り場では、まだレジでお金を払っていないものは、自分の物ではなくお店の物で、他の人も買うものだから触れないようにしようと伝えるのも効果的です。
気になるものがあっても触ったり、指でつついたりせずに、見るだけにしようと伝えていくことで、気になるものがあっても、売り場のものに触れずに、大人に欲しいものがあったり気になるものがあれば、伝えてくれることになります。
また、「見るだけだよ」と伝えると触れたい気持ちが強くなってしまうため、「見て、カメラで撮ってみよう」などと言って、指で四角を作って、カメラで売り場の物の写真を撮るようなしぐさをしてみると、大人と子どもでコミュニケーションを取りながら楽しく買い物をすることもできます。
まとめ
大人と子どもが買い物に行くとなると、大人であればすぐに終わるものも、時間がかかったり、商品に触れてしまわないかとヒヤヒヤすることもあります。
大変なことではありますが、売り場で商品を一緒に見ながら、何が売っているのかを話し合ってみたり、どういう使い方をするのかを伝えてみたりして、一緒に子どもと買い物に出かけることは、子どもにとっても親にとっても、コミュニケーションの方法として良いものです。
なので、親からの言葉のかけ方や、子どもの年齢に合わせて、対応を変えてみると売り場を一緒に見て回ることも大事なことになります。
まだまだ、親の言葉を理解するのが難しい子どもさんであれば、物を触れないことで泣いてしまうこともあったりしますが、そのような経験もして子どもは成長していくものだと考えると良いです。
さわる = 好奇心
さわる=好奇心です。その気持ちをまず認めてあげましょう。
2.3歳は好奇心、探究心、冒険心が一番強く生まれる時期です。また、小さなこどもは体の中で一番発達している感覚が指先と舌なので、何でも舐め、何でもさわろうとします。
この時期に外出先などでいろいろさわってしまうのは、「これを押すとどうなるのかな」「これはどんな堅さなんだろう」と好奇心を満たそうとするためなので、悪気はありません。こどもの成長にとって大切な好奇心の芽をつぶしてしまわないよう、頭ごなしに叱らないよう気をつけましょう。
叱り口調ではなく、いつもの言い方で伝える
大きな声で叱り口調になったりすると、こどもにはかえって伝えづらくなります。無理に笑顔をつくる必要もなく、いつもどおり普通に軽く伝えましょう。そのときに、「倒れるからさわらないでね。」など短い理由を付け加えると、こどもも納得しやすくなります。さわろうとした瞬間をタイミング良く言うことがコツです。
何もさわらなかった時に、褒める
何もさわらなかった時は「今日は何もさわらなかったね。えらかったね。」などと褒めると、むやみにさわらないことが良いイメージとして残ります。こどもは褒められたことは積極的に繰り返すので、惜しまずに褒めましょう。
「とにかくダメ」でもOK
絶対にさわってはいけないものや、さわってはいけない理由を説明することが難しいときは、「ときかくさわっちゃダメだよ」でもOKです。同じような場面で繰り返し伝えることで、先々4.5歳になれば「これは良いけど、これはダメなんだな」と自然に分かってくることでしょう。
また、お店にはこどもの興味を引くものがたくさんあります。根気よく繰り返し伝えていくことで、こども自身が「これはさわっても大丈夫、これはさわったらダメ」と自然にわかるようになっていきます。根気よくやっていく中でイライラしたり、叱りたくなる場面は必ずあると思いますが、いろいろさわるのも成長の証し、育っていく過程で重要なものなんだ、ということを思い出してその気持ちを認めてあげましょう。
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